東京マラソン2018 レース展開
東京マラソンから早1ヵ月以上が過ぎ
今週末には北海道のシーズン開幕戦、伊達ハーフマラソンが開催されます。
時間が経ってしまいましたが東京の備忘録を・・・
2月25日(日)くもり
4時半起床。まだ暗く、気温は2℃くらい。
5時前には少し身体を動かすために散歩からゆっくりジョグ。
大阪より寒くないなって思いながら体調や身体の状態を確認する。
フルを走る時のいつものルーティーンです。
5時45分に朝食。6時半前にはホテルを出発しました。
9時10分のスタートまで2時間弱。
選手しか入れないゲート内には安全のためペットボトルの持ち込みは禁止。
入る前に3口ほどスポドリを。セキュリティは厳重体制でした。
3万6千人もの人数がスタートするので、簡易トイレはどこもすでに
テーマパークのように行列ができていたので早めに。
あっというまに時間が過ぎて行く。
荷物を預けて8時半にはスタート地点へ移動して待機。
今回、準エリート枠での出走ということでスタートラインはAブロックでした。
セレモニーが始まり、だんだんと熱気に包まれていく。
実業団招待選手が私達のすぐ横で待機。
きゃーっ!生設楽選手!佐藤選手、村沢選手、一色選手、神野選手と
箱根駅伝のスター達がたくさん周りの女子ランナー達も興奮状態
緊張はしていない。ただ、足の疲労度が少し心配で
どこまで走れるんだろうと若干不安気味ではありました
寒いけど来ていたカッパを脱いでスタート!
走りだしたら最後まで走るだけ。不安も挑戦に変えて。
5k 20:39
スタートしたら10キロくらいまでは下り。新宿靖国通りを神田方面へ。
すごい沿道・・。圧倒されるくらいの選手の数。
これがまさに東京!朝食べたものがまだ胃にあって
うまく走れていないけど、下ってるので流れに沿って。速い
10k 41:37 (20:58)
神田、飯田橋を越えて東京駅辺りまで。まだスピードがある。
周りにはたくさんのランナーがいるのでついついペースが速くなります。
足の調子はまだよくわからないけど下ってるので呼吸は全然苦しくない。
走るには気温も最高。暑くも寒くもなく快適。
大阪が寒かったので、今回はTシャツとランシャツを2枚重ね。カイロも貼って
寒さ対策バッチリです。
15k 01:03:01 (21:16)
折り返してくるトップ選手を右手に見ながらその速さに圧倒。
スター達の集団を横目に私も頑張ろう!
沿道からは旭川〜の声もたくさん。
わっ、浅草雷門がもうみえてきた。15キロまであっという間。
なんだかテンションもあがる。
折り返して給水。難なくクリア。
同じくらいのペースえ走る方がたくさんいるので
1人になることはまずない。
GPSが最初からイマイチ捕捉できていないのか
きちんとペースを測ってくれず・・
呼吸と感覚で進む。
20k 1:24:12 (21:19)
気持ちも身体も落ち着いて、ここからしっかり走っていかなきゃ
という冷静な感じに。
ここまでも意外と楽に走ってきた。
フルマラソンはまだまだこれから。ピットインをとって
エネルギー補給。今回もポケットに2個。
時計を確認するといつもとあまり変わらないかなと思っていたけど・・
何を見たのか・・
ハーフ 1:28:?
えっ?28分台って・・・。
速すぎない?最初のオーバーペースがこの先どんなことになるのか・・
10kまで下ってたからこれでよいのか。
今まで途中で不安になっても結局は最後まで走り切ってきた経験がある。
この楽しい雰囲気の大会のせいかもう開き直り
このまま苦しくないペースでいけるとこまで頑張ろう!
25k 1:45:28 (21:16)
おそらく24キロ地点くらいで、サブスリーペースで走るペースメーカーに
群がる大集団に飲み込まれる。
こんなに速く走ってきたんだ私・・
ここについて走ると急に楽になった。
人の後ろ、集団、一定ペース。肩の力をぬいて楽に走れる。
練習でもコーチに引っ張ってもらってインターバル、ペース走やると
同じスピードで走っても楽だった。
よしよし!このままの調子で最後までいきたい!
30k 2:06:54 (21:26)
ジワジワ疲労が・・・。
少しずつその集団から遅れはじめた。2m、5mと離されていく。
このままズルズルと失速していくのかな・・・
沿道からはずーっとサブスリー行けるよー、ここサブスリーだ!
すごい!すげー!って声が聞こえてた。
マラソン中継を見ていると解説でよく「ここしっかり粘ってついていかないと・・・
ここです!」とか言ってるのを聞きます。
あっ、こういうことだ!ってまだ頭が働いてもう一度切り替えてみようと思いました。
気力で少しずつギアをあげてみた。もう一度ペースメーカーにつくことができたら
もしかしたら最後まで走り切れるかもしれないと。
ジワジワと集団に近づく。できる!できる!つける!もう一度。
これも練習の時、落ちそうになって再度踏ん張って追いついた経験があったから。
31kでおいついた!よし!
ジワジワあげてきた分、後ろについたらまた楽になった。
ペーサーの方が、「だんだん少なくなってきましたよー。このまま皆さん一緒に最後まで行きましょう!」
って声をかけてくれる。集団のみんなが、おー!とか、はい!とか声をあげる。私も。
32kやっぱりきつい。4分15秒ペースで20キロ以上の練習はしてこなかったし
大阪のアベレージも4分18秒。フルマラソンは練習以上のものはほぼ出ないから
さすがに辛い。再びジワジワと後退。それでも風船が見えている位置で
(ペーサーは目印に風船をつけて走ってます)
なんとか走りたい。
とてもよい目標物になってることはまちがいない。
35k 2:28:23(21:29)
品川まで来た。
身体はかなりきつくなっていた。36キロ手前で折り返し。
それまで少し暑さを感じてアームカバーを下げていたのだけれど、
折り返すと風が向かってきてさむっ!カバーを再度あげ
さー、ここからがいよいよレース。
あと6キロしかないよ!と言い聞かせる。
1キロ1キロ丁寧に刻んでいこう。苦しくてもガマン。
足を前に出していけば一歩ずつでも進むよ。
40k 2:50:52(22:29)
あと2キロ!わーやっぱりきつい。
この辺り日比谷公園を左手にみて走る。もう少し!頑張れ自分!
ペニンシュラを左折して丸の内の石畳。ここの1キロ長かったー。
この沿道は両脇ほんとにすごい人の数。ずっと声援が続いていて
絶対に緩められない。旭川ガンバレー!最後の最後までこれが嬉しくて。
Hさんも声をかけてくれ最後の踏ん張りの力をくれた。
沿道で応援してくれてた友人いわく、
この世の終わりみたいな悲愴な顔で走っていたと
42kでコース脇の大きな時計をみた。2時間59分4?秒・・・
マジっ!サブスリーまでほんとにあと少しだった。195m!3時間1分以内で行けるのか。
なりふり構わずとにかく走る。身体がバラバラにフォームもガタガタに違いないけど
1秒でも早くゴールへ。
左折して東京駅をバックに行幸通りに入るとすぐゴール。
ついたー!
3時間00分50秒 (ネット3:00:42)
やったー!大阪の記録をぬいた!
まずは喜ぼう。ここまで走れると思ってはいなかったし、こんなにタイムを戻せる
なんて全然思ってなかった。フルマラソン5番目の記録です。
感謝しかありません。支えてくれてるたくさんの方達への感謝。
その想いが溢れすぎて、身体のダメージよりも頭の中は幸せドーパミンも溢れてる。
元キャラサラメンバーのHさんやお友達、コーチ、
何度も先回りして見つけてくれて声援をくれてました。
ミサさんもやーまさんもありがとうございました。
その度に笑顔になり、元気になり、背中を押してもらえました。
またも素敵な素敵すぎる思い出のレースとなりました。
東京マラソン2018 すごくすごく楽しかった・・・(最後はいつもながらきつかったけど)
来年もまたぜひ出たい!そのためにまた今シーズン頑張ります。
たくさんの応援本当にありがとうございました
再びこの記録を達成できますように
旭川、雪もとけてきたけどまだまだ寒い日が続いてます。
みなさま風邪などひかれませんように・・・。
はやくあったかくなーれ